人生激辛ソムタム

風呂なしアパート20年の日々とタイ・インド

はじめてのインド (4)

おやじに先導され、また階段をのぼり通路を行く。掃除されていないらしく、壁際に砂や埃が溜まっている。分厚い扉を開けて入る。ツインルームで広い。おやじがエアコンを作動させる。

おやじが戻ってひとりになってから、エアコンの調整のつまみを探すが見当たらない。吹き出し口だけがある。これでは夜になって気温が下がっても室温を調整することができない。

財布に30ルピーしかなく両替屋かATMを探すが、どういうわけかどこも閉まっている。ATMをやっと見つけるが、操作を2回間違え引き出せなくなる。焦るが、ホテルが両替してくれることを思い出し、高級そうなホテルへ行く。20ドル札はレートが悪いと言われ、迷っている間に両替されてしまう。損した気がして落ち込んだが、数えてみると空港の両替と比べて120ルピー低いだけだった。

都合よく見つけたサブウェイでサンドイッチを買い、隣のスーパーで牛乳を買う。部屋に戻って食べるが、疲労のせいか食が進まない。食べ終わるまで時間がかかる。

すぐにでもタイに戻りたく、昨日ネット屋で住所を調べ、店の男に最寄駅を訊いていたエアアジアへ地下鉄で行く。駅からは、会社や店の前にいる警備員に道を訊きながら歩く。暑くて全身から汗が流れ落ちる。警備員の教えてくれる道は正しく迷わずに行ける。が、やっと着いて建物の階段をのぼってみると、エアアジアは閉まっている。土曜日の営業は13時までだった。