人生激辛ソムタム

風呂なしアパート20年の日々とタイ・インド

独居日乗 10.27(日)

宿直の朝。6時20分起床。スマホのラジオで「グッチ裕三 朝からうまいぞお!」を聴きながら、折り畳みベッドの上で朝食。パン、リンゴジュース、バナナ、カロリーメイト。土曜日から日曜日にかけての宿直はゆっくできる。平日は6時から朝食の準備と食器洗い、着替え、洗濯、歯磨き、髭剃りを介助しなければならない。

「BIZAIA!」休刊状態の件でメールを送っていた旅行作家のSさんから返事が届いている。中国からタイに戻ってきたところらしい。情況は厳しそうで、出版界にコネも伝手もない者にはお先真っ暗だ。

7時半から昨日作っておいた朝食をテーブルに並べる。自閉症の強い〇〇さんがひとりで食べる。休日なので他は誰も起きてこない。

この〇〇さんが、燃えるごみやプラスチックごみを外のごみ置き場に捨てに行く。出す日は決まっているが関係ない。9時にガイドヘルパーが迎えに来て出かけるので、それから回収することにして好きにさせる。

朝食後少しすると、〇〇さんが今度はこっちをじっと見ている。嫌な予感がしたが案の定、腕を引っ張って物置の前に連れて行く。鍵を開けろと促す。放っておくと叫びながら自分の顔を叩きはじめるので、言うことを聞くしかない。鍵を開けるとなかから、なにやら取り出す。以前はきちんと使えていたものが、この人が分解したせいでいまはなんだかわからないものを手に、2階に行くよう促す。行くと宿直室の鍵を開けさせようとする。開けると手にしていたものをなかに入れ、満足したのかリビングに戻り、いつものように飛び跳ねたりを繰り返す。宿直室はこの人が運び込んだものが場所を取り、大変使い辛くなっている。

9時半に日勤職員と交代。今週は火・木・土の3連続宿直で疲れた。夕飯にビール1缶飲む。