人生激辛ソムタム

風呂なしアパート20年の日々とタイ・インド

2020-01-01から1年間の記事一覧

西荻窪のアパート

再度東京に出ると決めたとき、どこに住もうかと考えた。毎週のように見ていたアド街ック天国で、なぎら健壱が京成線沿いを飲み歩いていて、昔ながらの人情や情緒が残っていると言っていたことを思い出した。 お花茶屋は駅名から良さそうに思ったが、実際に歩…

独居日乗 2.28(金)

タイにはじめて行った31歳のときと翌年の32歳のときは、なにをどう撮ればいいかわからなかった。カメラを入れたバッグを持ち歩くだけで、1枚のシャッターを切れない日もあった。怒られたらどうしようという思いばかりが先に立ち、人にカメラを向けるこ…

独居日乗 2.13(木)

「斬進快楽写真家」にこんな一文があった。 「16歳からずうっと強烈なものばかり会ったり、見たりしていたから、今さら自分はもう元の世界には戻れない」 同じだと思った。サラリーマン8年目の夏休みに偶然が重なり急遽バンコクに行った。そのときの体験…

独居日乗 2.3(月)

「世界旅写真展」の審査結果が届く。最終選考まで残って落とされていた。がっかりだが、肉筆で書かれたコメントに少し光明が見えた。 「~ あまり見ない被写体(鳥と人)も魅力的です。あとはこれを活かすのは何よりプリントです。勿体なく思いました ~」 …

独居日乗 1.1(水)

元旦をグループホームで迎える。大晦日の宿直は敬遠していたが、経験してみるとなんでもない。考えようによっては、アパートで寂しく過ごすよりは気が紛れていいのかもしれない。これで2日~6日に休んでも大きな減収にはならない。 今日は利用者が2人しか…