とやの潟えつの人生ソムタム

タイやインドの写真と貧乏独居日乗

独居日乗 8.17(土)

3時に目が覚め、再度寝ようとするがかなわず起床。なんでこんな早く起きなければならないのか。

パソコンでダンベルを探す。6キロでは不足に感じ重いものを探している。ネジがゆるむなどの口コミを見ては、どれがいいのかと探すことを繰り返している。

6時からジョギング。昨日スクワットをしたので足が重い。下半身は走ってさえいればいいように思っていたが、走るのとスクワットでは鍛えられる筋肉が違うらしい。最近手幅を広げての懸垂ができるようになり、昨日調子に乗ってやったら右肩が痛い。

ダンベルを注文する。30キロにするか20キロにするかで迷い、20キロ✕2で8480円のものに決める。当面これでやって必要に応じて10キロ買い足すことにする。

図書館へ本を返しに行きリクエストしたものを借りる。3歳ぐらいの女の子が母親に、利用券を首にぶら下げたいと駄々をこねている。かわいいなと思って眺めていたが、近くにいた父親が子供に負けない大声を出す。母親も声が大きい。図書館は静かにするものということを知らないのか。この家族の声が館内に響いている。誰か注意しろとイライラしているうちに帰って行った。

独居日乗 8.12(月)

火、木、土の3連続宿直後の休日。4時起床。ゆっくり寝ていていいのに目が覚める。6時からジョギング。若者が善福寺公園でスピードを出して走っている。それを眺めつつマイペースで走る。

睡眠が足りないように思い横になるが眠れず、9時半過ぎに出てブックオフへ。目当ての「EQこころの知能指数」見つけ200円で買う。すぐ出ればいいのに志賀直哉など探してしまう。西友へ。ここでもすぐに食品売り場へ行けばいいのに服など見てしまう。それで疲れたのか買い物中に具合が悪くなる。

アキダイでくしゃみをしたら鼻水が出てきて、リュックを開けてテッシュを探していると、万引きと勘違いされたのか女の店員が近づき、目の前で魚をしばらく並べ直す。

105円で買った日本文学全集の志賀直哉を持っていたことを思い出し、「大津順吉」を読む。字が小さくて読みづらい。

昼寝していると玄関のドアを叩く音で起こされる。オートロックマンションであればこういうことはない。誰なのか、要件はなにか、を言わずノックだけする。いまの時世にこれでドアを開ける人いるのか。

図書館に本を返しに行き、リクエストしていたものを受け取る。ついでに志賀直哉の評論を探してみるがない。帰宅後調べてみると、区内のほかの図書館にあることわかりリクエストする。

はじめてのインド (4)

おやじに先導され、また階段をのぼり通路を行く。掃除されていないらしく、壁際に砂や埃が溜まっている。分厚い扉を開けて入る。ツインルームで広い。おやじがエアコンを作動させる。

おやじが戻ってひとりになってから、エアコンの調整のつまみを探すが見当たらない。吹き出し口だけがある。これでは夜になって気温が下がっても室温を調整することができない。

財布に30ルピーしかなく両替屋かATMを探すが、どういうわけかどこも閉まっている。ATMをやっと見つけるが、操作を2回間違え引き出せなくなる。焦るが、ホテルが両替してくれることを思い出し、高級そうなホテルへ行く。20ドル札はレートが悪いと言われ、迷っている間に両替されてしまう。損した気がして落ち込んだが、数えてみると空港の両替と比べて120ルピー低いだけだった。

都合よく見つけたサブウェイでサンドイッチを買い、隣のスーパーで牛乳を買う。部屋に戻って食べるが、疲労のせいか食が進まない。食べ終わるまで時間がかかる。

すぐにでもタイに戻りたく、昨日ネット屋で住所を調べ、店の男に最寄駅を訊いていたエアアジアへ地下鉄で行く。駅からは、会社や店の前にいる警備員に道を訊きながら歩く。暑くて全身から汗が流れ落ちる。警備員の教えてくれる道は正しく迷わずに行ける。が、やっと着いて建物の階段をのぼってみると、エアアジアは閉まっている。土曜日の営業は13時までだった。

 

 

独居日乗 8.5(月)

5時半起床。8時45分からジョギング。すでに暑く、また30分で戻る。隣のアパートとの境の塀に布団を干す。

前から気になっていたTinderに登録する。金をかけずにできるところが良さそうだ。出会いを求める気力や体力はもうあまりないが、少しは楽しめるかもしれない。

昼食後西友へ行き食料を買う。帰りにアキダイでバナナと白菜と玉ねぎ。帰って横になるが眠れない。ウエイトトレーニング。腕立て伏せをすると右肩の関節が痛く、回数控える。

Tinderでマッチした41歳の人にメッセージを送ると返事がくる。マッチしないとメッセージが送れないらしい。1時間ぐらいの間に4~5回やり取りする。忙しくて昼食が17時になったというので大変ですねと返すと、「はい?楽しんで働いてますけど」と返される。面倒な人だと思いはじめた頃、画面に出ていた相手の画像が消える。やり取りしたメッセージも消えた。これで終了らしい。

独居日乗 8.3(土)

1時に目が覚め、エアコンを切って扇風機の風だけで寝るがまた目が覚め、NHKの深夜便を聴きながら眠っているのか起きているのかわからないまま5時起床。

暑いし外出の用事があるのとで、迷いながらも7時20分に走りに出る。体力を温存したくて30分で戻る。滴り落ちる汗を、頭と顔は水道の水で洗い流し、体は濡らしたタオルで3回拭く。

昨日途中までになっていた「追想」の残りを観る。最後のマジックミラー越しの火炎放射器の場面は、十数年前の記憶ではもっと長い。U-NEXTのものはカットされているのか。

10時半に出て南浦和へ向かう。駅前でSさんと待ち合わせH先生の家へ。調べてみるとちょうど1年ぶりだった。お母さんの手料理にビール、ワインで過ごす。夕方には帰ろうと考えていたが、21時半頃までいてしまう。

帰りの電車は戸田の花火大会の帰り客で混んでいる。寝不足と暑さで辛い。頑張ってアパートまで帰る。流しで頭を洗い、たらいで体を洗って寝る。23時半。

 

 

独居日乗 7.29(月)

5時半起床。昨日早く寝たおかげで体調いい。7時50分からジョギング。先週苦しかったので、脱水状態になったときに備え200円を小銭入れに忍ばせて走る。

善福寺公園の土にモズの出た穴を見つける。気になってモズを調べてみると、地域によって呼び方が違う。出身地の新潟県だけでも幾とおりもの呼び名がある。帰宅後濡れタオルで体を拭く。

10時過ぎに出て吉祥寺のGUへ。目当てのベルトはいまひとつで買わず、Tシャツを買う。税込み853円。色違いで3枚目。帰宅後冷やし中華

暑いが早い時間からエアコンつけたくなく、扇風機の風で1時間昼寝。起きてウエイトトレーニング。図書館で本2冊借りる。夕飯にビールロング缶。20年か30年ぶりかで「スケアクロウ」を観る。

歯医者の思い出(2)

歯医者には苦しめられてきた。

大学時代にも苦しめられた。当時は情報が手に入らない。腕の良し悪しはネットではなく、本当の口コミに頼るしかない。下北沢に住んでいた友人が言った。

「酒屋の角を曲がったところの歯医者がいいぞ」

「なにがいいんだ?」

「ほかの歯医者で治したばかりなのに痛いから行ったら、なかに脱脂綿が入っているのを発見してくれた」

「なかに脱脂綿?」

「詰め物の下に入ってた。それを見つけてくれた」

脱脂綿を残したまま治療を終わらせる歯医者のいることに愕然とした。

酒屋の角を曲がった歯医者に行ってみる。が、建物は民家そのもので、診察している気配もない。大丈夫なのか。角の酒屋で訊いてみた。

「すみません。あそこの歯医者って上手ですか?」

「上手かどうかはわからないけど、とにかく早いわよ」

早いということは上手ということなのか。わからないが、ほかにあてはない。歯医者に戻りドアを開けた。

なかには誰もいなかった。受付にも待合室にもいない。電灯もついていない。

「ごめんくださーい」

大声で二度言うと、奥から中年の男が顔を出した。

「歯の治療?」

不安に駆られながら待っていると、男は白衣を着て出てきた。診察室の灯りをつけ、椅子に座るように言う。

「あ、ここね」

男は口のなかを覗き込むと、その歯にエアーを吹きつけた。吹きつけ続ける。プシューという強烈なエアーの噴射が神経の奥まで突き刺さった。

痛い! 痛い!!痛いー!!!

目に涙が浮かんでいるのがわかったのだろう。

「しかたないんだ。これでやるしかないんだ」

言いながら吹きつけ続ける。

目から涙がこぼれ落ちそうになった頃、男はエアーを終わらせると、その歯にそのまま詰め物を施し治療を終わらせた。

本当にこれで治ったのか?

別の歯医者でまた大変な思いをするのは、数か月先のことだった。